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没後400年[特別展覧会]長谷川等伯
秀吉・利休を魅了した絵師
艶やかな金地に実寸を超える楓の巨樹、咲き競う色とりどりの秋の草花を描いた豪華絢爛な桃山美術の代表作「楓図壁貼付」。松と秋草の彩りが絶妙な「松に秋草図屏風」。そして、眼前の松を濃墨で、背後の松を薄墨に描きわけ、あたかも白霧の松林へと観る者を誘う「松林図屏風」──。この国宝3件に加えて、30件もの重要文化財が一堂に会する長谷川等伯の大回顧展が、いよいよ4月10日(土)から東山の京都国立博物館で開幕。

「出展作品は長谷川等伯の代表作のほぼ全てを網羅しており、文字通り史上最大級の回顧展です」と語るのは、同館美術室長の山本英男さん。
能登国七尾(石川県)に生まれた長谷川等伯は、当初「信春」の名で主に仏画を描いたが、30代に上洛。仏画、肖像画、花鳥画など様々な画題に才能を表わし、天下人・豊臣秀吉や千利休に重用されて一躍時代の寵児となる。無名の等伯を狩野派と肩を並べる大絵師へと押し上げたのは千利休の推挙ともいわれ、「千利休像」(重文)は肖像画の代表作に数えられている。
「縦10m、横6mもある『仏涅槃図』、横4mの『弁慶昌俊相騎図絵馬』などダイナミックな作品から、今にも動きだしそうな『枯木猿猴図』まで、画題も技法も実に多彩で見ごたえがありますね」
金地に松や鳥を描いた「花鳥図屏風」は、等伯が信春と名乗っていた時代の作。本展の調査過程で新たに発見され、信春時代では現存唯一の金碧画という。
時に精緻に時に豪快に、華麗な金碧障壁画から枯淡な水墨画に至るまで、残されたその作品は波乱万丈を極めた等伯の生涯の写しでもある。春の京都に、わずかひと月足らず花開く〝桃山の美〟。一代にして時代の牽引者へと登りつめた長谷川等伯、その非凡な才能を没後400年のこの機会にぜひ実感してみたい。

日時:4/10(土)~5/9(日)
*本展の作品の一部は展示替を行います。
[前期4/10~4/25、後期4/27~5/9]
休館日:月曜休館
料金:[前売]一般1,200円、大・高生700円、中・小生300円 [当日]一般1,400円、大・高生900円、中・小生500円
販売:チケットぴあ、ファミリーマートほか主なコンビニなど
場所:京都国立博物館
[交通]
●JR・近鉄/京都駅下車、駅前市バスD2乗り場から206・208号、D1乗り場 から100号系統にて博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ
●京阪電車/七条駅下車、東へ徒歩約7分
●阪急電車/河原町駅下車、京阪電車祇園四条駅から大阪方面行にて七条駅下車、東へ徒歩約7分。または、河原町駅下車、四条河原町から市バス207号系統にて東山七条下車、徒歩約3分
●市バス/博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ。または、東山七条下車、徒歩約1分
●プリンセスラインバス/京都駅八条口乗り場から、京都女子大学前行にて東山七条下車、徒歩約1分
京都国立博物館テレホンサービス
電話番号:075-525-2473








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